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父子世帯お父さんの仕事と子育ての両立をワーク・ライフ・バランスの基準に!

2011.11.30 (Wed)

今日は、島本町の人権啓発施策審議会の会合がありました。男女共同参画社会を目指す計画についてが主な議案で、春から数回にわたって会合が続いています。今日は、いよいよその計画の中身についての話し合いでした。

僕は審議会の委員を引きうけた時から、3つのことを計画に盛り込みたいと思っていました。
それは、
1.病児保育と病後児保育について
2.父子世帯お父さんのワークライフバランスについて
3.男性DV被害者支援について
でした。

1.は原案にすでに文言が盛り込まれていました。3.についてはもう一つの部会と一緒になった時に提案したいと思います。今日は、2.について少し提案させてもらいました。

2.は、僕が博士課程に入って最初に関わった研究内容でした。

僕が社会福祉士の資格取得のために通った児童養護施設で、母子世帯の子どもよりも父子世帯の子どもが多く生活していたことから巡り会ったテーマでした。

「なぜ父子世帯の子の方が多い?」かは、父子世帯のお父さんの仕事と生活のバランスがとても難しい現状と制度的な支援不備の表れでした。子育てを優先しようとすると、仕事はアルバイト就労などになり収入は不安定。収入を優先しようとすると長時間労働になり、子育てに関わる時間も体力もなくなる。そのどっちかしか選べない選択肢。これは父子世帯のお父さんに限らず、大半の日本人男性の働く現状でもあります。

ワーク・ライフ・バランスという言葉は、メンタルヘルスの一環や収益増大策の一環、あるいは福利厚生の一つとしてなど、いろいろと解釈されながら使われています。僕が、一番ワーク・ライフ・バランスという言葉を適用させたいのは、父子世帯のお父さんと母子世帯のお母さんです。収入を得ながら子育てが無理なく無茶なくできるバランス。そのバランスを保障する社会システムが必要で、その社会システムの一つが男女共同参画だと思います(もちろん労働問題や社会保障制度など多様な背景もありますが)。

父子世帯というのは、父親なら誰もがもつリスクです。徐々に夫婦が別離していくこともありますが、ある日突然、別離に至ることもあります。妻が事故で亡くなることだって起こりえますし、急に病に倒れるということだってあり得ることです。にも関わらず、大半の父親が「縁起でもない」と考えていない。きっと、考えても、「今日明日には、どうしようもできない現実」があったり、「日本で暮らす以上、考えても無駄」と思うからかもしれません。

でも、父子世帯のお父さんは「どうにかしないといけない現実」があり「日本で暮らす以上、考えないといけない」のです。バランスをとるのが難しいのなら、やっぱり母子世帯と同じように制度的な支援策が必要です。

僕が希望するのは、父子世帯のお父さんの仕事と子育ての両立が、父子世帯だからという特別なケースだから配慮されるのではなく、父子世帯のお父さんの両立がワーク・ライフ・バランスの基準になることです。

親一人ひとりがそれぞれ子育てと仕事の両立が可能になるのなら、夫婦そろっていればもっと経済的にも体力的にも精神的にも、余裕をもって子育てと家事の両立ができるはずです。その余裕は「もう一人子どもを」「もっと自己研鑽に」「もっと社会活動を」「もっとリフレッシュを」などに向けられるはずです。

余裕が消費活動以外に向けられるようになると、父子世帯のお父さんだけでなく、母子世帯のお母さんも災害被災者だけでなく、親、兄弟、親戚、お隣さんやご近所さんや友達、旅先で出会う人達などなど、人と共に過ごす時間も増えるはずです。そうやって社会の繋がりが少しずつ増えていけらたと願っています。社会との繋がりが実感できること。これは豊かな社会においては、なによりも大切なことだと思います。

父子世帯お父さんの仕事と子育ての両立をワーク・ライフ・バランスの基準に!は、そのゴールへの第一歩のような気がします。
23:19  |  社会活動  |  Comment(0)

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