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郷愁をよぶ果物

2011.10.12 (Wed)

実りの秋を迎え、スーパーの果物コーナーもバリエーション豊かに。Twitterやfacebookの書き込みにも、そんな果物の話題がボチボチと。そんな中、「栗を剥いてたら、幼い頃の家族団らんを思い出した。」という書き込みが目に止まりました。

「家庭の味」というと、まずは晩ご飯が思い浮かぶのではないかと思いますが、「家族団らんの風景」というと、その中に果物が含まれるような気がしてなりません。

僕は一人暮らしを11年経験しましたが、その間、果物をどれだけ食べたかあまり思い出せません。明らかに言えるのは、それ以前とそれ以後に比べると、一人暮らし期間は間違いなく、果物を食べる機会が少なかったことです。一人暮らしの頃の食卓に果物があるとしたら…バナナくらいだったかな?そのバナナすら一房を食べきれずに真っ黒にしがちで、あんまり買わなかったような気がします。そもそも果物って、絶対に必要な食べ物ではありませんし、かといってケーキやパフェのように外で食べるものでもないし。

この傾向は僕だけかもしれませんが、果物は誰かと「シェアしながら」食べるものという位置づけであるような気がします。

例えば、秋の栗もそうですが、夏のスイカやブドウ、冬のミカンやリンゴなど、家族と分け合いながら「うう~~酸っぱぁ~~い!」「今年は当たりやな!」という味の感想だけでなく、「一人で全部食べんといてよ!」「あたしのあげよか?」というような話をしながら食べるものではないかと思います。

その状態を含んだ「果物のある風景」が、家族団らんを思い出させたりするのかもしれません。

例えば、栗や柑橘類など、割と堅い表面に覆われた果物は、流通範囲が広くなりますが、先月初めに訪れた福岡県行橋市の特産であるイチジク「とよみつひめ」は超完熟状態で皮も柔らかく、おそらく長い距離の輸送には耐えられないと思います。そんな地産地消型の果物は、なおさら果物と郷愁がつながるはずです。

僕の郷里の香川県だと、冬はミカンがウンザリするほど食べられました。愛媛県というミカンの一大産地が隣接してたし、県内でも栽培している農家がたくさんありました。関西圏には和歌山県というこれまた一大産地があって、今でもミカンには不自由していません。自分で買うものもありますし、知人が「今年はエエのが獲れたので」と送ってくれることもあります。それをまたご近所さんや職場のみんなとお裾分けしたりしてます。果物は、家族との繋がりだけではなく、友人や近所や職場などの繋がりも作ってくれています。

いろんな意味で、果物というのは、人や地域との繋がりを含んでいるような気がします。いろんなものを含む分、果物から郷愁を覚えるのかもしれません。
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12:28  |  料理  |  Comment(0)

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