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はよ読みたい

2011.08.23 (Tue)


明後日、某生命保険会社でセミナーします。「男のライフリスクを考える」という講座で、父子家庭リスク、離婚リスク、介護リスク、やもめリスクなどについて話します。結局は、男性の生活自立を促すという僕の普段のメッセージと同じなんですが、保険会社としては、それを視野に入れながら新たな保険商品の開発なんかにも繋げようかという意図かと思います。

で、そんな締め切りの見える仕事を抱えていると、つい脇道に行きたくなるのが人の性ってモンです。ついついポチッとしてしまったのが、上記の「フィンランド軍入門 極北の戦場を制した叙事詩の勇者たち」です。ズーッと「ほしい物リスト」に入っていたのですが、ストレスが高まるにつれポチッと。

軍事マニア(とくに第二次世界大戦期)なら陸軍の一番人気はドイツ軍だと思います。僕も昔はドイツ軍の戦車なんかを大量にプラモで作ってました。でも、年をとるにつれ、スペック至上主義かつ運用効率二の次という兵器は、造形という面を離れるにつれて、いささか間抜けに見えてきました。この辺は宮崎駿さんの「ティーガー戦車」などへの兵器考察と同じです。

目下のところ注目はフィンランドです。何度もフィンランドを訪問しながら、いつも思うんです。ヘルシンキの町にはロシア人がたくさんいるしロシア風建築もあちこちにあります。道路標識や看板は今でもフィンランド語とスウェーデン語の併記。そんな、ソ連とスウェーデンという大国に挟まれ、人口も生産力も決して豊かではなかったフィンランドが、いかにしてあの戦いを生き抜き、戦後も独立を保ち、そして現在、いわば「勝ち組国」としてあるのか?それには、あの大戦時に知恵と工夫で乗り切ったという面が大きいのでは?と思うからです。

もちろん、マンネルヘイミンという英雄がいた事実もありますが、英雄を見誤った国もいくつかありました。決して、英雄が居たからよかったというのではなく、市民が英雄を見抜いたという面も大きいはずです。つまり市民のレベルが高かったというコトです。

外交上の取り引きで得た武器で、地元民の工夫と土地を知り尽くした戦術で、なんとか持ちこたえたというところに、したたかさと同時に今日にも通じる教育レベルの高さを感じます。そこには、徹底した合理主義が見られます。情に流され客観的な判断ができなくなり、大量の戦死者をだした某国の軍隊とは対極にあります。専守防衛という点でも、大国に挟まれた国なら、どこも見習うべき点が多いような気がします。(そういや、風の谷もトルメキアの属国でありながら、独自性は維持してたな)

戦後、某国の総理が「フィンランド化」と発言したことがありました。資本主義国でありながら共産主義の体制を選択するという立場を揶揄されたわけですが、実際は、日本でも「全国総合開発計画」というソ連の物真似的「計画経済」なども導入していたわけです。あの日本での計画経済政策が、今日の地方経済にどれだけ貢献したかを振り返ると、皮肉にもソ連亡き後のロシアの現状と似たり寄ったりではと思います。社会民主主義が安定的な政治形態として、今でも欧州では優勢なのを鑑みると、フィンランドは実に半世紀分の時代の先取りをしていたように思えます(あくまでも結果論ですが)。世界の中規模国は、どこもフィンランドの後を歩いているようなものかも知れません。

日本では、今、中国の経済台頭を前にして「日本がフィンランド化する」というコトを言う人もいるようです。でも、ソ連の支配の下、表向きはソ連に寄りながら、自分たちのアイデンティティーを捨てず、チャンスが来るのをジッと我慢強く待っていた歴史的側面を「フィンランド化」というのなら、今の日本にあれが可能か?と思います。

そんな現在のフィンランドのヒントは、教育体制の話よりももっと前の「冬戦争」から「継承戦争」にあると僕はみてます。あさっての仕事が終わったら読書に没頭したいです。
14:27  |  日々の出来事  |  Comment(1)

Comment

すごく面白いブログですね!
これからもブログの更新を楽しみにしています。
ほけんの窓口で保険見直し |  2011.08.24(水) 11:12 | URL |  【編集】

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