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理科離れを防ぐには…可愛い子には家事をさせよ

2011.01.13 (Thu)

加奈子の水曜日は、毎週、忙しく過ぎていきます。
水曜日は、学校が6時間授業なので、もともと帰宅自体が遅いうえに、加奈子の耳鼻科の薬がだいたい水曜日に使い切るようになってます。そして、「科学の学校」(理科実験教室)。帰ってくるとだいたい19時。

その「科学の学校」の今日のテーマは「石けんを作る」実験だったそうです。「ものすごく時間のかかる実験なんで、今日は帰りが遅くなっっちゃったぁ」と息を切らせて帰ってきました。聞いてると、「今日はちょっと危険な薬品を使ったんで、緊張したぁ」と言ってました。どうやら水酸化ナトリウムを使ったようです。たぶん、小学校の実験では使わせてくれへんのやろなぁ。エエ機会です。

僕は、決して理科が嫌いだったわけではなく、むしろ好きでした。ただ、数学に基礎解析や代数幾何という科目が登場する頃にはすっかり嫌われた感があり、文系学生になっただけです。そんな僕が、家事に関わるようになると、家事とはまさに理科の(とくに化学)領域だということに気付かされました。

今日の加奈子の実験に出てくる石けんとは、つまるところ界面の話に終始するわけです。洗剤と柔軟剤の違いはなにか?というと、これは陰イオン系か陽イオン系かで説明できます。界面活性やらコロイドやらミセルやら、なんだか大人の僕が受けたい授業です。

もちろん、化学の知識がなくても洗濯物はキレイになりますし、部屋の汚れも落とすことができます。ただ、「汚れを落とす」にもいくつかの方法があり、例えば摩擦で落とすのか?それとも化学反応で落とすのか?では、道具も洗剤も変わってきます。雑誌やテレビの情報に振り回されて、モノばかり増える掃除や洗濯にならずにすみます。

以前、食育講演で「キッチンは実験場だ」という話の中で、「炒飯と乳液は同じだ」という話をしました。水分が大半の米に油をコーティングさせることでパラッパラの炒飯になる。でも、水と油は仲がとっても悪かったんじゃ?それを取りもつのが卵黄の乳化安定作用。その乳化のことを英語ではemulsion、日本語だとエマルジョン=乳液!

こんな感じに日常生活の中の化学は、家事場面にたくさんあります。ケーキが膨らむのも、偉大なる化学反応の結果です。フライドポテトを揚げるのに新品の油を使うと、あんまり美味しくないのはなぜか?も理由がある。

こんなに身近でオモシロい実験機会が、家の中にはたくさん落ちてます。その落ちているモノに気付き、拾って磨いて身に付けて楽しむコトができれば、日常生活はもっともっと楽しくなるような気がします。

気付いて、拾って磨いて身に付ける…という一連の作業、これそのものが理科というモノであったり、あるいは教養全般です。落ちているモノにも気付けるにも教養が、ある程度必要ですが、それは子どもに「やりなさい!」と言う前に、まず自分が身に付けておくと、自分も楽しめるはずです。
00:15  |  家事・子育て  |  Comment(0)

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