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衝撃に強い小惑星とダイバーシティ

2007.07.29 (Sun)

数日前、『NHK教育「地球ドラマチック」『巨大いん石の衝突?そのとき人類は?』(初回2006年2月22日放送)の再放送を見ていたら、とっても興味深い内容がありました。

映画の世界では地球に衝突しそうな小惑星は核爆弾で吹き飛ばすというのがパターンだけど、実際に、その方法が通用するのは、ごくわずか。小惑星には3つのパターンがある。
一つ目は一体化した物体。
二つ目は大き目の物体が二、三個くっついた物体。
三つ目は小さな岩石がお互いの重力に引かれて緩くくっついた物体。

このうち、核爆発のような強い衝撃を受けて粉々になるのは、一つ目のパターンのみ。二つ目は粉々と小さな岩石になる。三つ目は一度バラバラになるが時間が経過すると再びお互いの重力に引かれ合ってまとまる。実は、地球に近づいてくる小惑星は、小惑星帯からはじき出された岩から構成されるため、三つ目のパターンが多く、映画の手法はほとんど役には立たない。

これは組織や家族(とくに夫婦)にも応用できることだと思いました。

一心同体化した組織は、不意の衝撃に対して脆くも組織が崩壊してしまう。とくに、その中心的な存在が強い影響力で引き寄せた集まりは、その中心や影響力が弱まった時点で、一気にバラバラになるでしょう。

一方、「いつでも独立できるけど、敢えてココにいるのは居心地がイイから」という集まりは、お互いを拘束する力が弱いけど柔軟で、きっとお互いの特性ややり方を活かせる、ダイバーシティが保障された組織だと思います。例えば、倒産や離婚などで集まりがバラバラになるコトが起こったとしても、何かの時に集まるとなぜか盛り上がり、またなにかが始まるコトがあるのです。

人間の集まりに置いて、お互いが引き合う重力になるモノとはいったい何でしょう?

僕は、それはコミュニケーションだと考えます。その組織自体の魅力、そのメンバーの魅力、共通の利害というのもあると思いますが、それが上手く導き出されるのもやっぱりコミュニケーションです。話したり書いたりするだけではなく、聞いて魅力を引き出すコミュニケーションもありますし、「その人がいるだけで和む」という雰囲気もコミュニケーションです。

だから、自分をどう表現するか?どう自分をその集まりの中で活かすか?が大切です。そのためには、まず自分知るコトが必要です。つまり自分とのコミュニケーションも重要になってくるのです。他者の存在は、自分を知る絶好の投影物です。より多様な他者がいることで、より多様な自分を知ることができます。

ダイバーシティが保障された集まりは、個人のアイデンティティーもより確かなモノにしていく力をもっているわけです。逆に、アイデンティファイされていない(つまり、集まりへの依存心が強い)個人にとっては厳しいモノになると思います。小惑星でいうと、一つ目の吸収されるパターンの個人です。一蓮托生の運命です。この移り変わりの激しい情勢のもとで、大きな衝撃なしに生き抜けるかどうかは甚だ疑問ですが…。

小惑星が地球に衝突する話から、昨日学んだダイバーシティの話がつながったので、書いてみました。
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