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「無認可保育園」という表記について

2007.07.28 (Sat)

園児が送迎車内で熱射病死、遠足後3時間放置か…北九州

プロとしてあるまじき過失です。園児の親の無念を想像すると、どう表現して良いのか?と思います。


ただ、この記事を読んだ人の中には「無認可保育園にわが子を預けたりするからこんなコトになるんだ」という人もいるかもしれないので、敢えて説明させてもらいます。

まず「無認可保育園」というのは、正式な組織概念ではないはずです。正式には「認可外保育園」だったはずです。厚労省の表記は「認可外保育園」です。なにが「認可外」かというと、園庭の広さや給食施設、規模や定員と保育士の数、保育時間の設定など、様々な保育園の認可設置基準の中の一つでも満たしていない場合は「認可外」になります。国の基準は満たしてないけど、自治体の基準は満たしていて補助を受けている「認可外保育園」もあります。

「基準を満たしてないんだから、やっぱりアカンやん」というご意見もあるでしょうが、例えば、親が夜勤する場合、夜中に子どもを預けようとすると、その保育園は「認可外保育園」になります。一般的な「認可保育園」の場合、夜中の保育は時間設定外になるからです。働き方の多様化は進んでいるのに、「認可保育園」の多様化はすすんでないのです。

例えば、駅ビルの中にある「駅中保育園」や「駅前保育園」、病院の中にあったりする「院内保育園」なども園庭がない場合が多く、「認可外保育園」になります。例え、近所に大きな公園があったとしても園内ではないのでアウトです。もっと必要度の高い、「病児保育園」も「認可外保育園」だったような気がします(確認中)。病児を預かるコトを標準にすると、園内の子どもに感染させまくるコトになりますよね。

「親にみてもらえ」「そんなにしてまで働かなアカンのか?」「子どもを預けて遊んでるんじゃないのか?」などなど、いろんなコトを聞きます。確かに、子どもを保育園に預けて夜遊びする人もゼロじゃありません。

でも、例えそうだとしても、預ける金額を考えると、決して割りの良いものでもありません。「認可保育園」の場合は、「応能負担」で所得に応じた保育料設定になってますが、「認可外保育園」の場合は、「応益負担」で保育サービスの時間や食事の有無などの内容によって、保育料が決まります。当然、夜遊びする時間帯の保育料は高いです。応能負担だから、どうしても必要とわかっていても、「それ以上」の保育サービスを提供しにくいという提供側のジレンマもあると思います。

たまには、子どもを離れてリフレッシュすることは大切です。子どもとズーッと一緒だと、親にも子どもにも良い結果にならないと思います。「実際に」「今の時代に」子育てをしてみると、そのタイヘンさはよく分かると思います。梅宮アンナの子育て論に非難囂々ですが、僕は梅宮アンナの意見もちょっとわかります。

おっと、話題がそれてきてます。
「認可外保育園」は今の子育て世代にとって、とても大きな役割を果たしています。「認可保育園」と「認可外保育園」の両方を使って子どもを預けないとやっていけない親も大勢います。それはひとえに「認可保育園」が量的に不足していることにも影響しています。質も「認可外保育園」の中には、ずば抜けてイイ環境の保育園もあると聞きます。障がい児と一緒に過ごせる保育園は、認可をとりにくいと聞きます。おまけに、「認可保育園」の場合、現在は、厚労省のお達しで、だいたい定員の120%くらいを受け入れないといけない状態になってます。「認可保育園の方が質がイイ」とも一概には言えないところです。

つまり、「認可保育園=良い、認可外保育園=悪い」というモノではないというコトが言いたいのです。

ですが、「無認可」という言葉を使うと、どうしても「無許可=違法」というニュアンスが伝わります。これでは、「そんな時間に子どもを預ける方が悪い」「そんな保育園に預けるなんてどうかしてる」というイメージに行き着きやすくなるんじゃないでしょうか?

「無認可保育園」という表記は、せめて正式な「認可外保育園」と表記するべきだと思います。今風に言うと、「規制緩和保育園」「自由設置保育園」とも言えるかもしれませんが、こりゃ「良く言い過ぎやろ」という気もしますが…
11:18  |  家事・子育て  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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