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未来に弱い社会

2006.04.14 (Fri)

今、NHKスペシャル「調査報告 アスベスト なぜ放置されたのか」を見てます。

日本の企業や政府が、いかに未来に対する予見とそれにもとづく予防という観点に弱いか?ということを痛感しています。「バレなきゃいい」「問題が大きくならなければいい」「問題が表に出なければいい」という姿勢がありあり。

当時の環境庁やKubotaの対応は、「目の前に患者が居なかったから…」というものの、すでにアメリカのセリコフ博士のもとには多数の症例をもっていたし、警告も発していた。

Kubotaのアスベスト代替品がまだ完成に至ってなかったという背景が、アスベスト使用を延長させたらしい。これは非加熱製剤の代替製品が完成してないので、そのままそれを使わせ続けた結果広がった、ミドリ十字の「薬害エイズ問題」と同じ構造。つまり、政府と企業の間に癒着があったということでしょう。2004年になって、やっとアスベストは使用禁止になった。代替物質が完成したかららしい。

石綿協会は「政府が禁止しないから、自分たちからは使用をやめることはない」という認識だったらしい。危険だと思うのなら、自主的に取りやめるというセンスはないんでしょうかね?政府は政府で、「事業者の責任で説明しなさいと法律に書いている」というように逃げている。政府と企業が「あっちの責任」と擦り付けている状態。

アスベストによる様々な疾患の患者は、これからも増え続けるだろう。国の「管理使用」の代償を建設業や建築業に携わった、いわば日本経済の屋台骨を支えた労働者達が払っていると、番組は締めていた。

取材協力の中に「宮本憲一」の名前がありました。師匠健在なり!

これは公害だ!

Nスペからは、こういうメッセージが読み取れました。
考えてみれば、水俣病と同じ構造です。
それにしてもKubotaってこういう事態になっているのに、危機感の感じられない会社やナァ。僕には、患者救済に一生懸命になっているという姿は見えませんけど…

タイトルの「未来に弱い社会」というのは、年金の問題だって同じです。早くから人口減少は予見されてました。いつまでも人口増加が続くなんて誰も思ってなかったし、年金運用危機も早くからわかっていたはず。それが「今はまだ大丈夫だから…」という感じでズルズルズルズル。
23:02  |  ぼやき  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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