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全身全霊を掛けるメンタリティー

2007.12.25 (Tue)

昨日、宮憲ゼミの集まりで、久しぶりに会った同期。遅れて到着した彼に、先に配った「プロ主夫山田亮の手抜き家事のススメ」を隣の方が見せてました。

興味深かったのは、彼がタイトルを見るなり一言。

「僕は手抜きしてないで」

彼も、新聞記者を辞めて司法書士受験のために主夫になっていたらしく、隣の方は、「君もどう?」と見せたと思うのですが。彼らしい反応で、おもしろかったです。

手抜きしないコトは、仕事の場では常に求められます。実際に、ズーッと手を抜かず集中が保てるかどうかだとか、手抜き考えないことがイノベーションを遅らせるとか、そういうコトは別に置いておいて、とりあえず「手抜きしないで仕事をする」というのは、仕事の大前提。僕も、講演を「今日はちょっと手抜きしてみました」とは言えないものです。

ただ、もう少し、視野を広げてみた時に、生活の一部に仕事があり、生活の一部に家事があり、生活の一部に子育てがあり、趣味の時間があり、睡眠の時間もある…あくまでも、手抜きをしない場面は、生活の中の断片。全部を100%で全力投球するのは、おそらく不可能。

全身全霊を掛けるメンタリティーの影響なのか、男性の家事を見ていると、とてもおもしろい傾向に気が付きます。ある一定の割合の方は、平行作業ができない、もしくはものすごく苦手のようなのです。

煮物をしている間に炒め物を作ったり、洗濯の合間に掃除をしたり、仕事の合間に家事をしたり…こういう平行作業が、頭ではわかっていても、身体が追い付いて来ないという感じに見受けられる方が、毎回、いくらかいらっしゃいます。

かくいう僕も、並行作業でギブアップしたものがあります。それは、家計簿です。僕は、一人暮らしが長かった関係で、自分の家計簿を自分でつけるのは全然問題ありません。最近は、毎日毎日チェックするわけではないので、たまに「え~っと何に使ったんやろ?」ということもありますが、だいたいチェックできています。

結婚当初、和子さんは家計簿をつける習慣がありませんでした。僕と結婚して、はじめて付けはじめたのです。僕たちは、個々に財布と家の財布という、二人で三つの財布を持ちあわせています。最初、家の財布は僕が家計簿をつけていました。ところが、僕と家の財布を同時に管理しているウチに、「この金は家ので、僕が立て替えたわけだけど、前の分と相殺して、次のために補充して…」とやっているウチに、頭がグチャグチャになってしまいました。和子さんに管理を委譲させると、これがいとも簡単に管理してるんです。

最初の、「手抜きしない」を広い範囲で設定できればいいのですが、後から広げられた場合、その移行に戸惑う場面は、誰しもあるかもしれません。「家計を管理」するという広い枠で捉えていれば、複数の家計簿管理も問題なかったと思うのですが、長年、家計簿は「自分の金の出入り管理」にしてしまっていたため、複数管理で戸惑って締まったのだと思います。

「仕事の手を抜かない」「家事の手を抜かない」…けっこうなコトです。もう少し範囲を広げて「人生の手を抜かない」とした時、いったい人はなににどう全身全霊を掛けるのでしょう?手抜きのない生活とはどんなんだろう?と思います。
14:32  |  仕事ネタなど  |  Trackback(0)  |  Comment(3)

Comment

「手抜き」ではなく「力の分配」と
言葉を言い換えてみてはいかがでしょう?

人間、カラダはひとつしかないので冷静に考えると
パーセンテージはマックスで100しかないんですよね。
「120%頑張ります!」という言葉はメンタリティとしては
理解できるけれど、物理的にはあり得ないわけです。
今日仕事で70使っちゃったら、のこりは30しかない。
100使っちゃったら残りはゼロなんです。
となると方法論としては、100あるものをうまく分配するか
今日仕事で70使ったから、明日は家事に80使おうという風に
気持ちを切り替えるしかしかないんじゃないかと思います。

仕事にも100、家事にも100、パートナーのケアにも100
というのは、そりゃできたらいいけど本気でやっていたら
すぐに息切れしちゃいます。
長い目で見たときにそれぞれが及第点ならそれで
いいんじゃないかなーと思うし、それは
手抜きとは言わないんじゃないかなとも思います。

まぁ、パワーの分配がうまくできるようになるには
慣れが必要なので、今まで家事をしてなかった男性が
煮物ひとつにかかりっきりになってしまうのは
致し方ないのかなと思います。
女性の方が並行作業が得意なのは、小さい頃から
男性よりも多くの役割を期待されて育つから
ではないでしょうかね。
abekun |  2007.12.26(水) 11:03 | URL |  【編集】

慣れもありますね

abekun、いつもながらナイスな補足をありがとう。

僕の講演では、「『手抜き』は『家事のコントロール』と言い換えよう」と説明しています。なんせ、生活の中で(長期的にみて)もっとも緩急付けやすいのが家事(特に掃除)なんじゃないかな?と思うし。

男性が並行作業を苦手とするは、仰るとおり、「慣れ」が解決してくれる部分もあるでしょうね。「○○道」「☆☆一筋」という姿勢が、同時進行系に慣れにくい根源を作っているような気も。どっちにしても、慣れれば済むことですが(^^;
山田亮 |  2007.12.26(水) 11:33 | URL |  【編集】

あっ!そうか!と今頃になって…

「スーパー主夫」「プロ主夫」って、
つまり、「主夫業に100投入してない」から言えるんやね。

これが「いつも家事に100」だったら、
人生を家事に捧げた方々と同じになってしまうわけやね。

僕は、「主夫」として対外的な仕事もして、家事もして、子育てもして、たまに書きものもして…という感じで分散しまくってるなかで、家事を位置づけてるから「スーパー」ってコトなんやね?やっと、自分につけられた「スーパー主夫」の意味がわかってきた感じやわ(^^;
山田亮 |  2007.12.26(水) 11:40 | URL |  【編集】

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