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「ユキとニナ」上映前トークイベントしました

2010.02.21 (Sun)

山田亮さん 012s京都シネマで「ユキとニナ」の上映前トークイベントに出演しました。

映画館で上映前に前説というか前座として話す機会というのは、なかなか無いと思います。映画関係の仕事でもしていれば、監督トークショーや制作秘話トークなどで話す機会もあると思いますが(これもそうそうあることではないと思いますが…)、ただ映画が好きというだけで他の仕事をしている僕に、たまたまお誘いがあり「こんな機会はそうそうないで」という野次馬的気持ちもありトークイベントの申し出を引き受けた次第です。

ところが、監督挨拶といえば、後にも先にも東京で見た「イエスタデイズ」の試写会での監督挨拶のみ。「関係者以外の僕は、いったいどんな話をしたらエエのか?」あれこれ悩みながらも、この講演ウイークに突入。人間時間に追われ始めると、ボンヤリしていたモノが急にクッキリ見えてくることもある(これが「締め切り効果」というものか?)。フランスの子育て事情や国際結婚事情なんかを話すよりも、自分が「素」で語れる部分が一番楽だし、きっとそんな話が一番伝わると思い、「親子や家族とのコミュニケーション」をテーマに「プチメモ」について話そうと決めました。

そんな今朝、新聞を見ると「女の気持ち」に「プチメモ」ならぬ「愚痴メモ」の投書が掲載されていました。
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祝スイート?テン 大阪市住吉区・金田留美子(主婦・37歳)

先日、夫の仕事用のトラックの運転席で、えらいものを見つけてしまった。なんと、私への愚痴がびっしり書かれたメモ!
「お風呂ぐらいは子供と一緒じゃなく1人で入りたい」「もっと可愛い言葉遣いをしてほしい」……。あまりの衝撃に、その場は知らぬふりをしたが、後から考えると、腹立たしいやら、おかしいやら。
2月12日に結婚10周年を迎えた私たち夫婦。夫とつきあったきっかけは、あのメモのごとく、素晴らしくきれいな文字で書かれた手紙をもらったからだったっけ……。
 この10年、健康でいられたし、マイホームも建てられた。子供たちも大きくなり、私は好きな事をさせてもらっている。
 それにしても、夫がまだこんなにも私に関心があるなんて! 変な感じだが、ちょっとうれしかったりして。
 いろんなことがあるけど、何十年後かに、それを本にして出版して、印税で楽しませてや、パパ! これからもよろしく。
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「プチメモ」は、普段、起きてる子どもと会えないパパが、ママから聞いた子どもの様子を「○○やったんやって?よかったなぁ」など、メモして子どもに伝え返すというモノです。そのことで、「パパの存在」や「一緒に暮らしてる感」を感じてもらえるし、子どもは「自分のコト知ってくれてる」という気持ちになり、自尊感情を育てることにもつながるというモノです。メモには、できるだけエエことを書いてもらいます。そのことで、子育てに疲れたママでも、「でもエエこともあったやろ?」と思い出してもらうキッカケになるし、エエことを共有することができればこそ、しんどいことも一緒い乗り越えられるようになるからです。

ところが、今朝の「愚痴メモ」。「夫がまだこんなにも私に感心があるなんて!」というのを見ると、必ずしも「エエこと」でなくてもエエんですね。綾小路きみまろさんが、毒舌なのに中高年から絶大な支持を得ているのは、よく観察しているからです。ズバッと痛いところを指摘されても「ホンマにその通りやねん。よぉ~私のこと分かってくれてはるわぁ」と思うと、思わず笑ってしまう。ところが生半可な観察でズバッといくと、「な~に分かったようなコトゆ~てるねん」になります。褒めるのも具体的に褒める方が「口ばっかり」と受け取られないのと同じです。

結局のところ、よ~く見て、よ~く観察した結果の表現であれば、褒めてても貶しててもエエのです。「よく見るから好きになる」のは「見られるほど好かれる」で紹介したとおり「好きだから見るのではなく、見ているウチに好きになる」です。関係が悪くなるのは、よく見てないからで、よく見ないから関係が悪くなるという悪循環になっているといえます。

映画の中でも見守る人は、家族以外にも登場します。友達のお母さんであったり、近所のおばあちゃんであったり。なにも家族でないといけないわけではないのです。「キミのコト見てるで」という人が居てくれれば、生活の場がどこであっても、きっと自分の居場所を見つけ出して、新たな関係を築いていけるモノだと思います。今日、トークイベントに参加してくれたお客さんも、「ユキとニナ」を見守る一人として立ち会うわけです。そして現実の世界でも是非、その一人になって欲しいと願いながら、短いトークイベントのシメにしました。

映画館でマイクをもって話をしたのですが、いつものホールや教室で話すのとは全然違うんです。それは何かというと、残響がまったくないのです。ローランド時代に無響室に入ったことがありますが、まさにあの感じでした。残響がないので、最初はチャンと音が出てるんだろうか?と不安になりました。2回目はわかっていたので落ち着いてましたが…。これも初めてのいい経験になりました。
22:35  |  講演記録  |  Comment(2)

Comment

ずごい!いろんなことをしているんですね。

映画の上映前トークイベント!なんて、すごい!
いろいろなことに挑戦していますね。
というか、そんな風にお誘いのある人脈とネットワークがあることにすごさ感じます♪
香川の社労士あべ |  2010.02.23(火) 00:50 | URL |  【編集】

「ユキとニナ」

いろんなコトにチャレンジしてます。人脈やネットワークは、ホンマに「ご縁」ですわ。エエ時はイイご縁が芋づる式につながっていきます。

「ユキとニナ」はい映画だと思います。四国での上映はないのですが、岡山のシネマ・クレールで5/8(土)~5/21(金)に上映されます。よかったら是非。
山田亮 |  2010.02.23(火) 20:00 | URL |  【編集】

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