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点と点をつなぐ

2009.12.22 (Tue)

スティーブ・ジョブスがスタンフォード大学の卒業式で行った祝賀スピーチの邦訳映像もアリ)が出ていたので、プリントアウトして読んだ。

こんな内容のいい卒業祝賀スピーチは、なかなか出会えませんが、こうやって世界中に発信されることで、僕もいい話に接する機会が得られました。

韻書に残ったフレーズに「点と点をつなぐ話」がありました。
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未来に先回りして点と点を繋げて見ることはできない、君たちにできるのは過去を振り返って繋げることだけだ。だからこそバラバラの点であっても、将来それが何らかのかたちで必ず繋がっていくと信じて欲しい。自分の根性、運命、人生、業(カルマ)…何でもいい、とにかく信じて欲しい。点と点が自分の歩んでいく道の途上のどこかで必ずひとつに繋がっていく、そう信じることで君たちは確信を持って己の心の赴くまま生きていくことができるのです。結果、人と違う道を行くことになってもそれは同じ。信じることで全てのことは、間違いなく変わるんです。
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数日前の「おとなタイム」で僕も書いた、「自分の未来は今の自分と切れてませんし、遠い地平の彼方も今いる場所からすこしずつ近づけば、いつかはたどり着けると思います。」も近いのかな?と思います。

そして、何気なく床に転がっていた「日経アソシエ(2010 01/05号)」の58~62ページのインタビュー記事で柔道金メダリストの山下泰裕さんが語っていた文にも、同じようなことが載ってました。
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----つらい経験をして初めて気づくこともあるのでしょうか。
 そうではなくて、経験したことをどうとらえるか、なのです。
 よく「あの時の失敗が生きて、今の彼/彼女がある」などと他人を評論する人がいます。けれど、本当のところは「失敗が生きた」のではなく、その人が「失敗を生かしたということではないでしょうか。同じ失敗をしても、生かせない人もいるはずです。
 世の中で起きていることに、もともと色はないと思います。成功であれ失敗であれ、起きたことにどんな色をつけるか、それは、受け止める人の心一つ。喜びの色をつけるか、希望の色をつけるか、慢心の色をつけるか、不平不満か…。その選択肢は我々の側にあり、その色づけで人生は大きく変わります。だから前向きでありたい。

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「つらい経験」が過去の「点」であり、今がもうひとつの「点」。その点と点をつなぐ話でした。その「点と点を結ぶ力」は、いつどのようにして身につくのだろうか?ということも気になります。

さらに山下泰裕さんは、ワーク・ライフ・バランスについても言及していました。
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 人生で何より望むのは、充実した毎日を送ることです。だから、次の3つの時間を確保することを意識しています。
 まず、人間としての自分を磨く時間。(中略)
 そして、心身の健康のための時間。体の方は、頑張った自分を自分で認める。他人は、なかなか認めてくれないものですからね。だから、自分で自分に「ご褒美」を用意する。ゴルフでも何でも、好きなことをする時間を作る。
 3番目は、家庭のための時間。(中略)
 この種の時間は、仕事でのスキルが上がれば上がるほど、大事にしなければならないと思います。「できる人」ほど、仕事は増えてしまいます。自分の仕事が片付いても、部下のためにやるべきことがある。現状に問題がなくても、将来を見据えて予想される問題に手を打たなくてはならない。仕事は無限大に増えていきます。そうなると、仕事以外の時間は意識して確保しない限り、どんどん減っていく。その結果、人間として成長しないばかりか、とても不幸な人間になってしまいかねません。

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最初の「人間としての自分を磨く時間」が仕事の時間という人も多いと思います。読書や自己研鑽・自己研修というものもありますが、仕事から学べることは計り知れないと思います。

でも、それだけでは不十分で、しかも、「できる人」ほど1番目の時間がどんどん増えてしまう。「仕事は無限大に増えていきます」というのは、和子さんを見ていてもそう思います。自分を磨く仕事ではありますが、なんのために磨くのか?という視点を忘れてしまうと、自分が疎外された自分しか残らないかもしれません。

スティーブ・ジョブスは、スピーチの終盤でこんなコトも言ってます。
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君たちの時間は限られている。だから自分以外の他の誰かの人生を生きて無駄にする暇なんかない。ドグマという罠に、絡め取られてはいけない。それは他の人たちの考え方が生んだ結果とともに生きていくということだから。その他大勢の意見の雑音に自分の内なる声、心、直感を掻き消されないことです。
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14:55  |  仕事ネタなど  |  Comment(0)

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