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家事ネタの整理

2009.11.12 (Thu)

企画書のために、整理術、掃除、洗濯、料理それぞれの種目に対して15項目以上のノウハウと、それにまつわる家事哲学を盛り込む作業をしています。

この4種目に対するノウハウ項目の出方を見てみると、僕は掃除と料理が得意らしいです。おそらく料理は創作好きな性分や、「美味いものをたくさん食べたい」という単なる食い意地から来ているのかと思います。とくに「宅配!男の料理塾」の関係もあって、「料理教室ではでけへんけど、ホンマはココが一番大事やねん」という課題がたくさん出てます。「一皿メニューのバリエーションを増やせ」「保存を制する者は、料理を制す」「やっぱり真似する力!そこからバリエーションは生まれる」「色で覚える栄養素~食の生理的意義の再認識」「友を呼べ!~食の社会的意義の再認識」などなど。良く出るな…と思ったら、まだ料理に関しては、本も書いてないし、エッセイすら書いたことがなかったから(新聞連載を除く)、ネタが蔵出しされずに熟成されてたんですね。

一方、掃除に関しては、「できるだけやりたくない」家事なのか、言い訳じみたノウハウや「こうだとエエねんけど」という憧れ的なノウハウが出てます。ノウハウ整理に際して、久しぶりに「石けんと洗剤の違い」や「界面活性剤の生成と種類」「天然と合成の概念」「コロイド」「イオン」など、昔、化学の授業で習ったはずの知識を呼び戻しました。洗剤の仕組みや働きをホンマに理解してたうえでないと、「洗剤に振り回せない掃除」も説得力ないです。その点、掃除機というのは、わかりやすくてエエなぁ。同時に、登場当時からあんまり変わってない装置であるとも思います。その点で「掃除機神話を打破せよ!~掃除機を起動すればエエってモンじゃない!~」というのは言いやすいです。

進行中の関テレからのテレビ出演(恒例の年末大掃除SP番組)の打ち合わせとあいまって、掃除ネタは再整理が必要になってます。

問題は、洗濯です。日本洗濯ソムリエ協会理事なのに、洗濯ネタのでがイマイチ。「アイロンなし乾燥術」という、強力なネタを「おもいッきりDON!」で出してしまい、「あの次」に難産してます。別に無理して新技を生み出す必要はないと思うんだけど、僕としてはもう一つ「ブレイクスルー」が欲しいところです。洗濯に関しては、いろいろわかってきた分、「無知の知」を一番感じる領域でもあり、一番「次」が出にくい状態だと思います。「立てよ男子!下着自立せよ!」は、この領域では、珍しく熟成が進んでいるネタかと思います。

整理術というのは、生き方や考え方そのものですね。「手当たり次第に動くな!まず全体を俯瞰せよ」は、家事上手と家事下手の基本的分水嶺です。パズルや図形問題を解くのと同じで、収納や片付け、食洗機の入れ方など、手当たり次第に処理して結果が出るようにするには、どんな風に詰め込んでも使った食器が全部収納できる食洗機など、相当な処理パワーが必要になります。最小労力で結果を出すなら、最初に全体を見渡したうえでのプランニングが必要になります。加えて、誰かとの共同作業の場合、そのプランニングの「見える化」がないと、情報共有ができず、その結果「自分は全体のどの部分の作業をしているのか」が把握できず、作業の断片化=思考停止作業に陥ったり、もしくは各々が勝手な方向に進んでいくことになりかねません。

ふと、「整理術は民主主義の学校」「家事は民主主義の学校」という言葉を思いつきました。元の言葉はジェームス・ブライスの「地方自治は民主主義の学校」ですが、地方自治よりもさらに小さな政(まつりごと)単位である、家庭自治に民主主義が浸透していないことが、この国の政治のそもそもの問題なのでは?と思ったりもします。「歩み寄り無き家事の独裁化」や「俗人領域としての家事」、「家事の『官僚制の逆機能』(ロバート・キング・マートン)」、「家事無関心層の拡大」など、まさに、非民主的な政治体制の最小単位版ではないかと思えます。それゆえに、「家政学」とはものすごい学問やなぁ~と感じました。「家の政(まつりごと)学」でもあるし、上に「国」という漢字をくっつけた「国家(くにいえ)政(まつりごと)学」にもできますね。

…というように、一つ一つの項目に、あれやこれやと背景という名の講釈を並べていくのですが、生き方や考え方という抽象的なことと、家事ノウハウという実践的な行為とのつながりを見付けていく作業で、これが結構楽しくて、ここ数日の睡眠時間を削ることになってます。プロセス自体が楽しいというのは、結果の如何を問わず、自分のモノになっていくと思います。
23:02  |  男の家事  |  Comment(0)

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