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出し惜しみをしない

2008.11.25 (Tue)

11月7日のコト。
東京から高崎行きの「MAXとき」の中で手にしたJR東日本の車内誌「トランヴェール」2008.11号。
巻頭のエッセイは内館牧子の「『踊り子号』の男」。

内容にググッときたのを思い出した。

踊り子号の中で居合わせた男性客が、
「旅行とか、人気のレストランとか温泉とか、行きたがってたのに、俺は『定年後はいつでも行ける』とか言って、仕事や自分のことを優先して…」
と言っていたことから始まり、
話は、内館牧子が橋田壽賀子のもとで仕事をしていた時のエピソードに。

内館牧子がはじめてNHKの朝ドラの脚本を任された時、橋田壽賀子からのアドバイス。

「出し惜しみしちゃダメよ」
「(前略)後のことは考えないで、どんどん投入するの。出し惜しみしない姿勢で向かえば、後で窮しても必ずまた開けるものよ」


--
僕も、この「出し惜しみしない」が好きだ。
僕も「もう一回、講演させて下さい」が通じない。
「もう一回書かせて下さい」もない。
その時の100%を出さないと「後がない」。
今も昔も後がない。

ただ、サラリーマン時代は、来月や次の四半期のコトを考えて売り惜しみしていた。それが習慣になったせいか、会社員を辞めてからも、しばらくは生き惜しみする生活が続いていたような気がする。そもそも、「一発勝負」という仕事に巡り会ってなかった気もする。残念だけど、今も、教室での講義は、どうしても「次がある」という甘えが自分にあるのを感じている。

基本的に、講演は「次」がない。機材のトラブルがあっても、体調がイマイチであっても、「もう二度とここには来ることがない」と思うと、気力は奮い立つ。でも、こう思うようになるまでに、何度失敗があったか…

「次に会ったら話そう」
「もう一回くらい、チャンスはあるやろ」
「次はチャンとやろう」

こんな感覚で話をして、
「穴があったら入りたい」と思うような恥ずかしい仕事をいくつかしてきた。

思い返してみたら、僕はこの「出し惜しみできない仕事」をズッと志向していたのかもしれない。生来のアカンタレというか甘え体質なのか、「次がある」と思うと、どうも「とにかく、やれるだけやってみよう」という気持ちになりきれない。

内館牧子が紹介した橋田壽賀子の話の中の

「出し惜しみをしない姿勢で向かえば、後で窮しても必ずまた開けるものよ」

もありがたいお言葉です。まさにその通り。

と、いろいろ思い出しながら、次の日曜日の準備をしているのであります。

第26回 吹田の保育・子育てを考える集会
南ニュータウン地区 地域集会
「主婦も驚く!スーパー主夫の
 家事技紹介!
  &家事で家族が仲良くなる!」


これまでにないタイトルです。
子育てと家事と仲良くなる話です。
このうえに、忙しいお父さんにもできる子育てヒント。
なんだかテンコ盛りだけど、
「出し惜しみせず」になんとかキッチリまとめていきます! 
16:32  |  仕事ネタなど  |  Comment(4)

Comment

忙しくて、ヘロヘロモ-ドで、心がささくれ立っていましたが、

出し惜しみをしない!

という言葉が ズ~~ンと心に染みました。

明日から又がんばろう!なんて、元気がわいてきました!!

ありがとうございました!!!!
笛吹童子 |  2008.11.26(水) 08:00 | URL |  【編集】

ライブな仕事

笛吹童子さんも出し惜しみが難しいお仕事ですよね。
ライブという刹那。
音という瞬時に消え去る無常。
でも、その一瞬に凝縮して伝えられるモノがあれば…
茶の湯の精神かもしれませんね。

…飛躍しすぎました(∩_∩)ゞ
山田亮 |  2008.11.26(水) 09:57 | URL |  【編集】

同じだなあ

私も一回一回勝負みたいな仕事が向いているみたいです。笑
確かに司会と違って、教室での講義は、ちょっと緩んでいる自分がいますねえ。
出し惜しみせず、ガンバリマス。
亮さんもこれからも益々のご活躍をお祈りしていますね。
モモ |  2008.11.27(木) 11:25 | URL |  【編集】

似た稼業

そういえば、モモさんも一回勝負のお仕事ですね。
「出し惜しみせず」…なかなか難しいですけど、
でも、出し切った晴れやかさもいいモンですよね。
山田亮 |  2008.11.28(金) 20:56 | URL |  【編集】

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