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北海道士別市へ(その2)

2015.03.04 (Wed)

その1)からのつづき

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前の晩、なんとかホテルにたどり着き早めの就寝。翌朝、外の轟音で目が覚める。時計は5時半過ぎ。「いったいナニ?」と外を見ると除雪車。稼働している除雪車を見るのははじめて!ジーッと眺めていると、他からも轟音が。

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こっちの除雪車は6輪。この時は、他にもう一台が動いていました。あっちの通り、こっちの通り、それぞれの持ち場や役目に合わせた形と大きさ。雪など年に数日積もるか積もらないかという南の国の人間には、同時に何台も動いている除雪車が見られて狂喜乱舞。

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除雪車を飽きもせずジーーーッと眺めていると、いつの間にか太陽が。早起きしたおかげでステキな日の出を見ることができました。

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朝ご飯を食べて通りを見ると、今度は各家庭や店の除雪が始まりました。除雪機を通販サイトで調べると、これまたいろんなのがあるんですね。はじめて調べました。ナニからナニまで「へぇ〜〜」でした。

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こちらは、おばちゃんがセッセと雪を運んでいました。水路のフタを開けて、そこに雪入れると流して運んでくれるシステム。なんだか北欧の排雪みたいでイイ。雪国ならどこでもあるのかと思ったら、そうでもないらしいです。

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おばちゃんが使っていたアノ除雪道具は、いろんな場所に置いていました。名前は「ママさんダンプ」。男性が出稼ぎに出ている間、残った女性たちが除雪しやすいように考えて作られた商品らしいです。この先は、「爺さまダンプ」「婆さまダンプ」あるいは「じじばばダンプ」も必要になってきますね。

僕のような、雪の少ない地方の人間にとって、これらの光景はあらゆるものが異文化的です。可能ならば体験もしたいものです。除雪体験エコツーリズムをすると、南国の人には興味をひくかもしれません。ただし、その時に雪があるかどうかは、お天道さま次第というのが難しいところですね。

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寒冷地へ行くと、この2重窓をよく見ます。驚いたのは、内側の窓がペアガラス。外に面しているガラスはペアガラスじゃないのに。結露のことを考えると、この組み合わせの方が合理的ですね。

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講演後の午後3時半頃には、メイン道路はこんな感じに。アッという間に除雪されるんですね。

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講演の後、「雲と羊の丘 レストラン羊飼いの家」に連れて行ってもらいました。現在、リニューアル工事中にて休館中でしたが、「煙とナントカは高いところが好き」というナントカに含まれる僕は、士別市が見渡せる場所に来られて浮かれています。

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近くの「世界のめん羊館」にも寄りました。これはイギリスのサウスダウン種だと書かれていました。ぬいぐるみの羊のイメージです。「ダイエット中」と札に書かれていただけあって、僕が寄っていくと餌をくれるのかと近づいてきてくれました。

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そして!これが士別のシンボルのサフォーク種。「ひつじのショーン」に出てくる羊です。赤いのは目ではなく耳に付けられた識別マークです。サフォーク種の正面顔は「もののけ姫」に出てくる「シシ神さま」のような顔でした。

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ところで、士別市内を自動車で移動していると気が付くのが、頭上のいろんな標識。これは交差点の停止線標識。地面が雪に覆われてしまうと見えないので、高い位置の標識にして判別できるようにしているのです。

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このズーッと続く矢印は、車道と歩道の境目標識。ズーッと続いています。なぜか心惹かれる画像です。自分の存在位置がこの先も続いているというような暗示に見えるからでしょうか?

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いよいよ士別を立つ時間が近づいてきました。この画像の向こう稚内から来る列車に乗って、

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この先の札幌に向かいます。電化されていない区間の駅画像は、架線が写らないのでとってもスッキリです。空と駅がキレイに収まります。

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やってきたのは特急「サロベツ」。キハ183系の車両は国鉄時代からの年代物だけど、意外と外装も車内もキレイ。指定席を確保してもらっていたのですが、この指定席座席がヤッカイ。昔の車両規格に今どきの座席間隔で配置しているものだから、窓枠と座席の位置があってないのです。僕の座った1号車2番は視界の大半が窓枠。車窓は少し前屈みにならないと楽しめないバッドラックな席でした。

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そんな車窓の楽しみにくい座席から、見ることができた日の入り。場所は和寒駅を少し南に行ったところ。日の出も日の入りも見ることができたのって何年ぶりのことでしょう。あるようで、なかなか無い経験をした一日でした。

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この日の晩ご飯は「札幌駅前北4条店 大衆酒場 おたる三幸」。立ち飲みで一人飲み。鉄鍋ジンギスカン680円とポテトサラダ350円を肴にサッポロクラシック生。札幌駅近くには出張人が多いせいか、一人でフラッと入れるような立ち飲み居酒屋がたくさんありました。僕は学生時代、立ち呑みコーナーのある酒屋のアパートに下宿していて、学生生活の後半は、その立ち呑みにも寄っていたので、なんだか懐かしい気分でした。せっかくだから、立ち呑み居酒屋を数軒ハシゴして楽しもうかと思ったりもしたのですが、一軒目のここでジンギスカンを食べたら腹一杯になってしまい、もうビールの入る余裕もなくなってしまいました。一人飲みの場合、一人で帰ること必須ですので、飲み過ぎには気を付けるようになりますね。

札幌の宿泊は「ニューオータニイン札幌」でした。便利でいいホテルでした。

<まだつづく>
 
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北海道士別市へ(その1)

2015.03.04 (Wed)

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2月27日から3月1日まで、2泊3日で北海道士別市に講演の仕事で行ってきました。

北海道の東に強い勢力の低気圧があって道東方面行きの飛行機は遅延や欠航が出ていました。大阪伊丹空港から新千歳空港への便は、「到着地の天候調査次第」というANAの情報でした。大阪空港は、上のような様子。

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定刻に出発したANA775便は定刻に到着。新千歳空港は雪交じり程度の天気で、滑走路脇には雪が少し残っている感じ。

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前回、北広島市へ講演に行った時は、飛行機が遅延して、ダッシュして新千歳空港駅まで向かったものの、指定席を取っていた快速エアポートに乗れないというコトがありましたが、今回は乗り換え時間もユッタリ。予定よりも一つ早い快速エアポートで札幌まで。毎度お馴染みの快速エアポートですが、この721系という車体、窓が汚れているというか傷だらけで、車内から外がよく見えないんです。

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そして、札幌からは「スーパー宗谷」キハ261系。今回で5回目の北海道だけど、よくよく考えると、札幌市が3回に北広島市が1回。どれも快速エアポートの路線で、それしか乗ったことがなかったのです。この「スーパー宗谷」がJR北海道で初めての快速エアポート以外に乗る車両になりました。

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目的地の士別駅に到着するのは20時過ぎ。もしかして店が閉まるのが早いと、なにも食べられないかも…という不安から、札幌駅で「ジンギスカンあったか弁当」(900円)を購入。

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箱の横にある紐を引っ張り8分待つと、あたたかな弁当になるというウレシイ弁当。味もボチボチ。ただし駅弁全般に言えますが、量は少な目です。

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北海道到着以来、思っていたほど雪が多くない北海道の車窓。宗谷本線に乗って、ジンギスカン弁当を食べ終わり、旭川を過ぎても「ちょっと雪が増えたかな?」という程度でした。それが塩狩峠にさしかかった頃、外は雪雪雪。しかも風も強くなってきて、吹雪の様相。

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4分遅れで到着した士別駅。ドアが開き、一歩駅に降り立った瞬間、雪が真横から当たってくる状態。士別駅は稚内行きのホームの屋根はもともと短いのですが、この日は普段4両編成の「スーパー宗谷」は2両増結されて6両編成に。僕の乗っていた1号車は、もともと屋根の下に着くはずだったのが、この日はホームの屋根のない部分で停止。屋根まで「ひ〜」と言いながら歩いたのでした。もっとも4号車の自由席に座っていた乗客は、僕よりもはるかに長い距離を雪の中歩いていました。



さて、夜の士別駅は無人。僕がホームで吹雪の様子を撮っているうちに、他の乗客は待合室に見当たらず。出口に行くとようやく一人。その人は、どうやら電話でタクシーを呼んでいる模様。聞いていると、なかなか来てもらえそうにない。しかもいつになるかわからないというような話。ホテルまではタクシーに乗って…というのが、講演企画会社からの行程表にあったけど、タクシーはどうやらしばらく期待できそうにない。

電話が終わったその男性に話しかけてみると、やっぱりタクシーはしばらく待たないといけないらしい。「今日は催しが多くて、それとこの吹雪で、タクシーが出払ってるみたいですよ」とのこと。聞けば、その男性は、士別市立病院へ週末当直に札幌から来たというドクター。「それより…関西の方ですか?」と聞かれ「あ、京都からです」と答えると、「僕、出身が大阪で」「僕も10年くらいあびこに住んでました」「僕は西淀川です」「お互いコテコテですねぇ」としばし談笑。関西人は、こういう時でも「ま、シャーナイな」という言葉ですべてをまとめ、とりあえず落ち着いたしまうのです。

「やれやれ…」というような話をしているところに、タクシーが一台。そのタクシーを見てか、もう一人おっちゃんが。男3人、もはや考えるコトは一つ。そのおっちゃんが「運転手に「相乗り大丈夫?」と尋ねてくれました。「いいよ。この天気だし、待ってても次は来ないよ」という運転手。行き先は、僕が一番近いらしい。次いでドクター。一番遠いのがおっちゃん。だけど、ドクターのタクシー代は市立病院が払ってくれるらしく、「気持ちだけでイイです」と仰ってくれました。

あわよくば、ホテルに到着してから夜の士別の町をフラッと…とも思ってましたが、フラッとどころじゃない天候。「駅弁食べててよかった」と心の底から思いました。

<つづく>
 
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