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エリマキシギの繁殖戦略と少子化対策

2013.03.11 (Mon)

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(画像はNHKサイトより)
昨晩のNHK総合「ダーウィンが来た!生き物新伝説」はおもしろかった。ウェーデン北部で過ごすエリマキシギの繁殖戦略について。

どの生物も、一般的にメスはパワフルマッチョなオスが好みらしい。そこでエリマキシギのオスは、縄張りと立派な襟巻きをもつオスを目指す。これがオスの8割。(通称「縄張りオス」)

残りの2割は白い襟巻きをもつ「白襟オス」。自分の縄張りを持たず、「縄張りオス」のやられ役(しかも事前に「縄張りオスから」の「やられ役を頼みます」という打診あり)を引き受けながら、「縄張りオス」のスキを見てメスと仲良くなってしまうというチャッカリなオス。縄張りがないから広範囲に活動できるし、マッチョな「縄張りオス」にメスが群がると当然おこぼれも多いってコトです。あたしゃ、この「白襟オス」をみて「なんてアンチマッチョなやつ…」と共感してしまいました。「白襟オス」の中でもトップクラスになると、「縄張りオス」が「演技お願いします」と頼んでも、「ん〜あんた弱そうだからなぁ」と拒否することもあるそうな。

ところが!最近になって発見されたのは、見た目はメスそっくりの「偽メス」。メスに近づくのも簡単。マッチョな「縄張りオス」やチャッカリな「白襟オス」がメスだと思って油断している間に、チャチャッと手を出すスゴイヤツ。

繁殖のための進化は、本当に興味深い。同時に人間の繁殖パターンがあんまり進化していないような気もする。人口爆発地域では進化は必然じゃないだろうけど、少子化地域では「白襟オス」や「偽メス」的な存在が必要になっているのでは?と。そこまでして人口を増やすべきなのかどうかも考えものだけど、少なくともオスの「縄張りオス」一辺倒的な繁殖パターンに、メス社会が興味を失っている側面はあるのかもしれない。そして人口減少が深刻な地域ほど、オスメス共に「縄張りオス」への志向が強いような気がする(だから減少している?)。加えて、繁殖期のオス達は「縄張りオス」一辺倒ではやっていけないことを重々認識していても、その親世代の「縄張りオス」志向が強くて、うまくいってないのでは?という気も。

 
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