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もう不景気のせいにするのはやめたら?

2011.10.14 (Fri)

先日、ニュースで年金受給年齢が引き上げられるかも?という話になってました。街頭の声をということで、何人かが感想を話してました。

「困ります」「もらえるだけマシ」とかいろんな反応がありました。その中に、
「仕方ないですね。景気悪いですから」
という50代くらいの男性がいました。

僕は、どういうわけだか「景気が悪い」がなんか引っ掛かってました。彼は、(おそらく)高度経済成長の後半を知っているだろうし、狂乱バブル景気も知ってるから、今が不景気というのは肌で感じてると思います。僕もバブル景気のお陰で就職活動はメチャクチャ楽させてもらいました。

ただ、例えば、今の学生達はバブル景気も知らないし、高度経済成長ももちろん知らないわけです。そんな彼らは生まれてこれまで、ズッと「景気が悪い、景気が悪い」と聞いてきているわけです。でも、彼らはズーッと不景気だからそれが「普通」になってます。もうかれこれ20年もこういう状態が続いているわけです。あと少しで生産活動の主力達はその不景気=普通の世代になります。

と考えると、「景気が悪い」というのは、もはや理由になりません。今、40代以上の世代が考えを改めねばならないとするなら、高度経済成長やバブル景気の方がむしろ異常事態であり、この低成長やゼロ成長やマイナス成長の方が、成熟社会(この場合、モノがひととおり行き渡った社会というニュアンス)としては「普通」だということだと思います。

こんな「普通」な状態を、中年以上世代は「景気が悪いから」と、あたかも一時的な異常と誤認して、問題解決を先送りにしているように思います。年金の問題は、そんな先送りのツケが溜まりに溜まって、どうしようもなくなって、やっとこさ動き出したような気がします。

そして僕自身、もう不景気を理由に問題解決を先送りしない責任を、自分の世代以上が負わなければいけないという年齢になったんだという、つまり好況ボケ世代だという自覚をもたなアカン年齢になったんだと、改めて思ったのでありました。

今日は、かなりオッサン臭くいってみました。
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