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自分よりデキル人は脅威か?

2011.06.09 (Thu)

昨日、録画していた「めざせ!会社の星」を見ました。
その中の、泌尿器科学会に潜入!医師の悩み"上司と部下"の一説。

若手医師に聞いた上司へのホンネ
「もっと仕事を教えて下さい!」

例えば、
「困った時に助けを求めようとすると、近づかないようにされる」
「雑務に追われる中でも、もう少し丁寧な指導が欲しい」
というモノ。
それに対する匿名の上司代表X医師の答えは、

「本当は上司というのは部下に教えたくないんですね。教えると自分のポジションがやばくなるので。部下のほうがすぐ手術がうまくなっちゃうから。手術を部下がうまくなっちゃうと、自分が要らない子になっちゃうので」

これは、ごく一部の人の意見だと思います。が、実はこれと同じようなことが、家庭の中で起こっています。

例えば、
「料理の上手な男の人ってどうですか?」
という質問を女性にすると、
「美味しいモノ作ってもらえてラッキー!」
「楽できてイイ」
という意見を聞く一方で、必ず出てくるのが
「自分より上手だとチョットいや」
というもの。
きっと、この上司代表x医師のように「自分が要らない子になっちゃう」と思ってしまうからでしょう。

もしも、その女性が料理専用のロボットなら、確かに「要らない子」になるかもしれません。でも、実際、人は料理専用ロボットではないので、暮らしている中で、洗濯もするし掃除もするし、子育てもするし、近所とのやりとりや買い物に行ったり、話し相手になったり、心の支えになったり、社会活動などをするわけです。料理というのは、生活する人の中のホンの一つの価値に過ぎません。上の上司代表x医師の職場では「手術が上手か下手か」でしか人を評価していないのであれば、他人の成長を阻害したり足を引っ張ることに根拠がみえる気がします。

よっぽど料理に自信のある人なら、一瞬「なに?!自分より上手ヤン!」と思うかもしれませんが、次の瞬間「自分ももっと頑張ろう!」と思ったり「学べる所はないかな?」と切り替わるはずです。そうして新しい刺激がまた上手になる機会につながります。エエ加減な料理しかしてない人ほど、自分より上手な人の存在を否定したくなるモノです。

自分よりデキル人が近くにいるということは、それだけ自分の助けになります。例え、週に1回しか料理しない人でも、自分以外に料理のできる人がいるということは、自分が病気の時や急な残業の時、どうしても時間のない時など、いろんな場合のバックアップになります。無理する必要が無くなることは、それだけゆとりが生まれますし、楽になるということです。

料理についていうと、和、洋、中、エスニック、スイーツ全部得意!という人は珍しいです。野菜、肉、魚…全部得意というのも極めていくと得手不得手が出てくるものです。焼く、蒸す、煮る、炒める、揚げる…豪華料理が得意でも節約料理が苦手(男性に多いですけどね)というのも同様です。

つまり上手や下手という総合的な基準はとっても難しい基準なんです。きっと医師の仕事も同じだと思います。そんな目先の基準にとらわれて、チャント周囲の人に育つ機会を与えないというコトは、長期的にみると、回り回って自分のところに負担が回ってきます。これは職場でも家庭でも同じです。


自分より優秀だと思う人が周囲にいると思う人は、その人自身が優秀な人の集まる場にいるからです。これはとってもイイことです。「自分の周りはアホばっかり」という人は、その人自身も「アホ」の一員なのです。

自分よりデキル人が身近にいると言うことは、(本来)決して脅威ではないはずです。
15:07  |  家事・子育て  |  Comment(0)
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