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出版企画研究会に参加

2010.05.16 (Sun)

大学院生時代に、事務局長を勤めた研究所で、ジェンダー関連書の出版企画が持ち上がり、僕のところにも声が掛かってきた。

昨日、集まった執筆者メンバーは6名。僕以外は、経済学系の先生ばかり。よくわかる報告もあれば、「むむむ…これは日本語か?」というくらい難解な報告もある。

僕の報告は、普段、講演では話すモノの、出版企画になると真っ先に削られる、家事哲学やその背景となる社会経済学的な内容。

例えば、夫が家事に参画しようと思っても、「妻から『勝手にいじらんといて!』『私のやる通りにしてくれたらエエの!』と言われた」というボヤキを聞くことが多々。これは家事領域が徒弟制という師匠と弟子の関係で、姑から嫁に伝えられたのと同じ構造で、妻と夫が位置づけられているからだ。夫は立派な大人にもかかわらず「新弟子」状態に貶められる。これでは、夫はおもしろくない。「男は外で仕事、女は家で家事子育て」という資本主義体制的分担分業下でありながらも、家庭という枠の中では前近代的な身分制度が伝承されている。これは経済学的あるいは社会学的にはとってもオモシロイ現象だと思う。男性の家事参画が進まない一つの理由はここにある。

こういう内容をいくつか、実例を含めながらの報告をした。以前は「M」字型人間関係についての話をしたが、「やっぱり自分の話しやすい内容であり、しかも具体的で、しかも他では書けないことを書こう」と素直に構成してみた。

ところで、この出版企画。決まっているのは執筆者のみ。だいたいの枠組みは昨日なんとなくわかった気になったし、分量も決まった。ただ、出版社は未定。タイトルはまだまだ先(これは僕も場合も出版直前に決まる)。「ホンマに出るのか?」「出せるのか?」と疑問だけど、研究者の出版物というのは、こんな感じの雰囲気でもなんとかなるのかもしれない(なんとかなってたんだろうな)。出版企画の打ち合わせに出版社の人が来てないというのも、なんだかチョット「大丈夫なんかな?」という気になった。時間と労力傾けて書く原稿だから、お蔵入りだけは避けたし。

アカデミックな研究会の後の懇親会は星ヶ丘駅近くの「馳輪(ちりん)」で。そこで、久しぶりに聞いた、お馴染みA教授の下ネタ経済学炸裂!!爆笑できる大まじめな西洋経済史&人口動態学ネタ。「生物は(ほぼ)SEXによってのみ増える」(アメリカなどでは、この「ほぼ」を巡って、精子バンクなど新しい展開になってるところが、これまたオモシロイ)「SEXを解明すること、コレすなわち人口学なり!」「人口の変化は社会の変化と密接に関係する!」という当たり前の事を再認識させられる放談。僕個人としては、こっちを先に出版させるべきで、「あのA教授が下ネタ封印でジェンダーを語る」という順番の方が出版社も受け容れてもらえる気がする…というわけで、僕がA教授の下ネタ経済学の出版企画書を作ることになった!こちらの方は、タイトルはほぼ決定!きっと知的好奇心がある人なら誰しも「買いたい!読みたい!」と思うタイトルだと自信あり。乞うご期待!
15:39  |  仕事ネタなど  |  Comment(0)
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