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欲求に合致した行動指針

2010.04.27 (Tue)

先の記事に続き、NHK BS-hiの番組「プレミアム8世界史発掘!時空タイムス編集部▽映画”大脱走”の真相」の中の解説者のコメントに興味深い内容がありました。正確な記述ではありませんが、だいたい以下のような主旨だったと解釈しています。

連合軍は捕虜になった兵士に対しても、「見捨ててないぞ。頑張れ!支援するから生き延びてくれ!きっと助けに行くぞ!」と訴えかけ、それに収容所の捕虜達も励まされ勇気づけられた。脱走を試み失敗するモノの、脱走兵の捜索に前線の兵力が投入されるなど、連合軍全体から見ると、ドイツ軍を攪乱し大いに成果を上げていた。

一方、日本軍は、「捕虜になるくらいなら自害すべし」とした。確かに、捕虜は敵軍にとっての情報源であり、有効な戦術手段にもなる。敵の手に情報が渡るくらいなら死んでもらった方が都合がいい局面も多々ある。

解説者が説明するのには、連合軍の方策の方が妥当だという。

それはなぜか?

人間の欲求に沿うからだと。生き残りたいと思う気持ちに沿う形の方策を示す方が、人間は「より良い結果を導こう」と頑張る。ところが、「捕虜になるくらいなら先に死ね」と言われると、それを聞いた時点で「もうダメなのか?」「もう助からないんだな?」とネガティブになる。作戦を作り上げたり冷静な判断をしたり、あるいは最後の一歩を踏ん張ったりする力が必要な時に、「ダメなら死ね」では、やけっぱちの投げやり的なコトしかやらなくなる。

「競争に勝つ組織というのは、かならず基本的な欲求に則した行動指針をしめす」

というようなコトを仰ってました。なるほどなぁ~と思いながら見ました。
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「私たちは見捨てられてない」

2010.04.27 (Tue)

NHK BS-hiの番組「プレミアム8世界史発掘!時空タイムス編集部▽映画”大脱走”の真相」

捕虜収容所の捕虜達にとって、一番の希望になったのは、BBCからの暗号を忍び込ませた放送による呼びかけだったという証言がありました。

「見捨てられてない」と思える実感は希望につながるんですね。
希望があればこそ、がんばれるモンです。
希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く (ちくま文庫)』という本もありますね。

子連れのお母さんが、携帯電話に向かって一心不乱にメール打ってるのをみると、「つながっていたい」「アタシはここにいる」というメッセージが、ヒシヒシと伝わってきます。

昭和と平成じゃ、子育て事情も全然違うと思います。それは僕も感じます。お節介はありがたいんだけど、昭和子育て情報のごり押しじゃ、うっとうしいだけ。でも、大切なのは、子育て情報の有用性の問題じゃないと思うんです。声を掛けてくれる、それに答える(うっとうしいなぁと思っても受け流す)。そのプロセスが大事なんだと思います。

子育て講演会などでは、よく「正しい子育て情報」を求める親を見かけますが、そんなものはめったに存在しませんし、追い求めるだけ無駄な気がします。ただ僕が評価したいのは、会場まで足を運び、同じように子育てをしている人たちと並んで座り話を聞く。ちょっと手を挙げて発言してみる。その行為そのものに大切なモノを感じます。そこでこれからの生き方や子育て方法のヒントが得られたら、これはもう儲けモンです!

「あなたは決して一人じゃない」
だから
「自分で自分を見捨てないで欲しい」

それが他人からの態度や言葉であれば、さらに勇気や希望の源泉になるのだと思います。

ちょっと声かけてみる。
ちょっとメールしてみる。
ちょっと電話してみる。
ちょっと手紙書いてみる。
ちょっと会いに出掛けてみる。

誰でもできる子育て支援だと思います。
番組を見ながら、55年前の脱走計画と、現代社会との希望格差を考えてみました。
14:34  |  仕事ネタなど  |  Comment(0)
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