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遅ればせながら…『フラガール』

2009.02.11 (Wed)

映画『フラガール』観ました。

半年くらい前だったか、加奈子とテレビで放映されていたのを一部分だけ観たんだけど、その時は、「もう遅いから」と途中で切ってしまい、その後が気になってました。今日、加奈子と大手筋に買い物に出かけたついでにレンタルDVDを借り二人で鑑賞。といっても加奈子は『フラガール』の前に、再び借りてきた『下妻物語』ですっかり満腹してしまい、『フラガール』は結局僕一人で観ていたようなもの。

常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)のオープンが1966年。僕の生まれる一年前。その常磐ハワイアンセンターの呼び物が、映画のタイトルでもあるフラガール。

てっきり『ウォーターボーイズ』のようなドラマかと思いきや、これがまぁ、町興し物語とも絡まって、本当に「今観ても」というか、不況で地方がいっそう荒廃している「今こそ」もう一度観る映画だと感じました。珍しく、ジーンとして、ウルウルきてしまいました。最後のダンスのシーンなんてもぉポロッときそうでした。

小百合の父が落盤事故に遭った時、「踊らせて欲しい」と踊る小百合と、「親の死に目にも会えないのか!」という他の遺族のシーン。もしも、講演先で家族の訃報を聞いてしまったら…自分のコトのように想いが入りました。

フラダンスデビューは散々。客席からモノはぶつけられたり、全然チャンと見てくれてなかったり。そんな客席にひるみ踊りも上手くいかなくなる。なんとなく、某大学に講義に出掛けている僕のことのように映りました。講演会場の客席がああいうコトもありました(某自治体職員研修:モノは投げられませんでしたが…大半が寝てた(T_T))。フラガールズの悔しさも自分のコトのように思えました。

早苗の父が、常磐炭鉱を解雇され、夕張に向かったシーンで、はじめて夕張が各地の炭鉱労働者の雇用の受け皿となっていたことを知りました。実際にも、閉山に伴って夕張に向かった人はいたと思います。その夕張が、今、ああいう状況になっているのを見ると、これは夕張市だけの問題ではないと感じます。

閉山は薄々わかっていても、どうしようもなく頑なに主張を通し保守化する労組(労働者革命はどこへ行った?)。他の事業で町興しを考える吉本達には「裏切り者」と呼ぶ炭鉱労働者。「変わらなければ…でも変わるに変われない俺達」。そういう寂れていく町の行き詰まり感や希望の無さを映画で観ながら、今、この瞬間にも同じような町が日本に多数存在していることを思い巡らせました。

さいわいにも、僕は各地で話を聞いてもらえる立場にいます。僕は、男性が家事や子育てに向かうことで、少しでも皆が仲良く楽しく暮らしてもらえたらと願って講演しています。ぶっちゃけた話をすると、僕の講演ギャラは決して高い部類ではありません(むしろ講演講師としては最低ランクの部類)。だからこそ、有名講師だと行けないような地方の町や小さな講座にも行くことができます。厳しい状態の町の人がちょっとでも元気になってもらえたら!楽しそうな大人を見て子ども達は「ここで暮らしていれば、あのオッチャンみたいにエエことがある」と思うだろうし、「大人になるってエエなぁ」「結婚って良さそうやん」「子どもがいるってエエやんかぁ」など、「未来をあきらめない(この映画の予告編の最後にテロップで出てくる言葉)」でいられるような何かができれば、1ミリでも1センチでも、一人でも二人でも希望をもって進んで欲しいと願いを込めて話そう!と、この映画を観て強く思いました。

23:41  |  映画  |  Comment(2)
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