FC2ブログ

今日は三田市

2006.07.08 (Sat)

三田市トークショーしてきました。
相愛大の中西利恵さんと「子育て本音トーク 子どもの笑顔は宝物!とわかってはいるけれど…」というタイトルで話しました。

中西さんは、とっても話しやすい人で助かりました。大幅な脱線こそしませんでしたが、運営スタッフお方から、「そろそろ締めてください」というボードを上げてもらうまで話が続いてしまいました。若干、話が重なった部分もありましたが、内容的に転けた部分はなかったと思います。

初対面なのに、けっこう上手くまとめられた感じがするのは、記録物に目を通してないからかも。テープ起こしなどされたアカツキには、「うひゃぁ?」って感じかも。

講師控え室でも話で盛り上がったし、ホントに中西さんは「また、一緒に仕事したい」人でした。
--
会場から、「子育てをメインで担当することで、キャリアを止めてしまう抵抗はありませんでしたか?」という質問を頂きました。僕はたいして意識して返事したつもりではなかったのですが、スタッフの方から、「こんなふうに答えていたのが良かった」と聞き、「あ、それは僕の生き方かもしれない」というようなコトを応えていました。

僕は、「目標に向かって突き進む」ではなく、「その時その時、直面したことを精一杯こなしていく」タイプだと思うんです。だから、上司の巡り合わせが悪くて会社を辞めたり、教師に勧められて大学院に進学したり、結婚したり、子どもが生まれたりしたことで、「目標の修正に迫られた」という意識はなかったように思います。その後、講演に呼んでもらったり、執筆の依頼が来たり、テレビに出たりするなかでも、意識は同じで、一つ仕事が次の仕事につながったり、新しい仕事をもらったり…という繰り返しだけのような気がします。

だから、子どもが生まれて、子育てを自分がメインで担うようになった時も、「子どもがそういうステージを与えてくれた」という感じでした。今は、子育てをしているからこそ回ってきたという仕事が大半です。その時に、「子育てだけは…」と拒否していたら、今の自分はなかったと思います。

いろんな局面をとおして、もちろん浮き沈みはありますが、なんとなく自分が良いと思う方向に流れているような気がします。もともと僕は「ミュージシャンになって全国ツアーできたらエエなぁ?」と思っていました。その流れで楽器メーカーに就職したりしました。巡り巡って、今、講演という形でツアーに出て、いろんな場所でいろんな人と出会う仕事をしています。「自分ってホンマにラッキー☆!」と思います。

今、学生やフリーターの皆さんを見ていると、「なりたい自分探し」「自分に向く仕事探し」を多くの人がやってます。メディアは、そういう生き方をプッシュしてます。逆に見ると、「最初の方向を間違うととんでもない人生が待っている」「好きな仕事を投げ出すのか?!」というようなヘビーな提案だと思います。不確実性の高い時代に、そんな鉄砲玉のような生き方を選ばなアカンのはシンドイですね。

とりあえず、どんなコトでも目の前の課題を一生懸命こなすだけ…というのでもいいと思うんです。それを見ている周囲は、その過程や結果によって、次のステップを与えてくれたり、負荷を軽くしてくれたり、見放したりすると思います。これは自分が「どうしたい」よりも、周囲が決めることだと思います。ギャラ交渉も、今のところほぼ全部が「いくらでやります」というよりも「○○万円で」と提示されるままです。値段を依頼側に決めてもらうことで、自分の評価もわかります(ちゃんと評価した上でギャラ提示してない依頼主もあるけど)。

どこへ向かうかわからない人生。これはこれでとってもオモロイです。「どうなるんやろ?」と、自分で自分の将来に興味が出ます。流れの分岐点にさしかかる度に、それまでに備えてきた「こだわり」や「必需品」というモノが、そぎ落とされて来た感じです。例えば、海外旅行に出掛けるときに、日常用品や食材をたっくさん持って出掛けていた人が、旅を重ねる度に、どんどん荷物が軽くなり、最後にはその身一つだけで出掛けるようになる…そんな感じです。

どんな方向に流れても、確固たる自分を確保する。自分のスタンスをキープする。拡大しながらものすごく柔軟になり、「なんでもあり!」みたいになった「周辺」をくっつけながら、そぎ落としてどんどん小さく濃縮された「核」を持ちあわせ、いろんな状況や環境にアジャストしていく。自分が環境を選ぶのではなく、環境にアジャストさせていく。そして変化する自分を楽しむ。アンチ・マッチョ的ライフスタイルではないかと思います。
21:24  |  講演記録  |  Trackback(0)  |  Comment(0)
 | HOME |